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ホホジロザメ [生物]

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恐ろしい殺戮マシーンとしてのイメージが先行しているホホジロザメだが、実際は想像するほど怖くないかもしれない。

 毎年、世界中で人間がサメに襲われる被害が100件以上も発生しているが、その3分の1から2分の1がホホジロザメによるものだ。しかし、その大半が致命的なものにはなっていないことが分かった。最近の研究により、本来、好奇心が旺盛なため“味見”はするが、捕食することなく犠牲者を解放するということが分かってきたのだ。それでもあまり気持ちの良い話ではないが、人間をエサとしては見ていないようだ。

 ホホジロザメは、地球上で最大の捕食魚である。平均体長は4.6メートルだが、中には体長が6メートルを超え、体重は最高で2268キロという記録もある。

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 体の上部は青みがかったグレーで、その色は岩礁の多い沿岸海底によくとけ込むが、ホホジロザメという名前は白い下腹部に由来する。ホホジロザメは流線型で魚雷のような姿をしており、その力強い尾ビレを使って時速24キロで泳ぐことができる。水面下から獲物を襲うときは、クジラのように水面上までジャンプすることもある。

 ホホジロザメは非常に適応能力のある魚であり、その口には最高で3000本もの、のこぎりのような三角形の歯が何列かに並んでいる。獲物のにおいを嗅ぎつける優れた臭覚を持ち、ほかの生き物が発生させるわずかな磁場を感知できる器官を持っている。主な獲物は、アザラシやオットセイ、小さなクジラ、ウミガメ、腐肉などだ。

 世界中の海域に広く分布するが、ホホジロザメの生息数に関する正確な資料はない。しかし、乱獲や漁網による捕獲などの要因によって急激に減少していると考えられており、絶滅危惧種に指定されている。

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